Steelpanはパンじゃないぞ

アニメと音楽について気ままに

事件は体育館で起きる!(ここさけ感想)


先月のある金曜に、残業の嵐の中で少し早く帰れたんで「心が叫びたがってるんだ」を見に行きましてね。。?

ハーーーーー

いやね、もうほんっっとに素晴らしい作品だったのです。あの花の感動をもう一度!めんまみーつけった!見つかっちゃったテヘペロっ的な宣伝文句にハーーーーーとなってたので割と期待薄で行ったんですけどね卓袱台ひっくり返されましたワこりは買いますよブルーな玲!

長井監督×岡田麿里らしいドロッとした生々しさ滲み出るスクールカースト感(特に野球部の子の描き方のリアルさには舌を巻きました相変わらずモブの描き方もコダワリを感じる)、日本の地方都市の描写の切なさ(田舎のねコンビニとバスね、そして古びれた住宅街の帰り道。。ハーー)、音楽(ミトさんあんたやっぱ凄い、愛がある)、あと体育館!!(細かいことは言うまい)と良いところを挙げればキリがないですが、特に脚本が個人的にドンピシャリとハマりましたね。 いやー気持ち良かったー。

あの花っぽい宣伝文句って言ってましたけどそうじゃないんですよね。コレってとらドラ!の延長線上にある作品なんですよ。僕はとらドラ!で一種の病みたいなものにかかってしまって未だに拗らせてるんですがこれ見て腑に落ちましたよ。
みのりんを選ばなかったこと”が僕をアニメに引き込んだんだと。

超個人的な意見ですけどはっきり言います。
この作品で一番素晴らしかったのは、仁藤さんを選んだことそれに尽きる!大河ですよね竜児が選ぶのは、今作は違うんですよね。その切なさが良かったって言いたいわけじゃないのです。僕の中では仁藤ちゃんがヒロインでした。作品としてのヒロインではなく正統派ヒロインのキャラをかぶった魅力的な、人間らしさもさらけだして描いて、なお素敵で、正統派なキャラだった仁藤さんを選ぶ!!これ、素晴らしくないですか。。。とらドラならみのりんを選んだルートみたいな感じですよ。ぼかねちょっと変でトラウマがあってでも主人公と出会って頑張ってみたいな子が、正統派的なヒロインを差し置いてみたいな展開あんまり好きじゃないと思ってたんですよ。これはねとらドラが引き金だった訳です。しかし逆を言うと、失恋ヒロインの圧倒的魅力がアニメにはあるってことをとらドラに学んだとも言える。この魅力を追い続けてアニメを見てる。つまりこの仁藤ちゃんを選んだ選択は僕の好きなアニメ観をひっくり返す大事件だったのです!もうアニメ見なくて良いんじゃない?アニメにハマるきっかけを与えてくれたとらドラをひっくり返すアニメをとらドラ製作陣が作った、作ってしまった。これはイカんですよ。なげーな

で、そんなモヤモヤとフワフワが混ざり合った気持ちのまま、金曜その後シンデレラガールズの24話見て、モヤモヤを抱えながらも前を向いて進んでいくという決意をした、社畜大日本人が見習いたくなるような島村卯月ちゃんの姿に涙して、その次の日の朝ARIAの映画(2回目)を見て私のアクアマリンという言葉への見事な流れ、(”気持ちの流れ”と僕は呼びたい。言葉に意味を持たせるには人の気持ちがその言葉に向かなければならないのだ。)にこの作品は一生僕の血となり骨となり続けるのだと感服してアニメってやっぱり最高だわとなった話をもっとしたかったんだけど、酔いもいい感じになってきたんで夕映えプレゼント(凸レーションver.)聞いて寝ますね事件は体育館で起きる!