Steelpanはパンじゃないぞ

アニメと音楽について気ままに

一体感とshabon songと黒沢ともよの行方(CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile - 1日目感想)


ともよさんシャボソンともよさんシャボソンともよさんシャボソンともよさんシャボソン…あっこんにちわ。シンデレラ3rdで見たともよさんとシャボソンに感激のあまり頭がその二つの言葉に支配されております私です。シンデレラの舞踏会行ってまいりましたわ。

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突然ですど私はライブの一体感とやらが好きではないんです。いやというより一体感の強要が嫌いなのです。昨今のライブ事情はその空気が満悦していて特に最近のフェスは一体感を楽しむための場所になっているのだ!そのためにバンドも一体感を煽るフェスのための楽曲をやる。演者側からも、見てる側からも一体感を強要されているようで純粋に音楽を聞きに来てる人が非常に行きづらい場所になっている。私は一体感というのは作るものじゃなくて、起こるものだと思ってるのです。つまり各々がその音楽と対峙してただ単に高まる、その高まりが同一的なムーブメントになって起きるものが一体感ではないの?目的と手段がおかしいことになっているのだ。声出せるかー!かかってこいよ!とかマジさみーからやめてくれ…という僕の声は届くはずもないので、ここで叫ぶ。一体感の強要、やめろ!かかってこい!(ブーメラン)
 
とそんな私ですが、アニメ関係のライブでも勿論ワダカマリを感じない訳ではナイのDeath。花澤香菜さんのライブに良く行くのですけど、あの人の楽曲に掛け声とかオイオイいらなくなくなくなくない??末永さんのピアノソロとか山之内さんのギターソロちゃんと聞かせてよおおお権利おおーーとか思うんですよねぇ。まあ音楽という人の感情や感覚により評価や思いが変わるものを見に行っている以上仕方ない許容すべきところはしないとね?大人ニナッタナー。

シンデレラ3rdライブに行ってきましたので感想を…。1日目しか当たらなかったのが口惜しいがまま行けただけでもよろしですね。いやあ、良かったですねぇ…最高でした。765は何度も行ってる私ですが実はシンデレラの単独は初めてでしたのよオホホ。
アイドルマスターのライブってさっき話した一体感の強要が少ないんですよ。私はおきまりの掛け声とかコールとかもやりたい人がやれば良いし、楽しいのは凄く分かるけど間違っているのをクソみたいに咎めるやつとかコール覚えてこいとかもうは本当に嫌好きにすればいいんですよ。と思ってるクチなのでアニソンは好きなのですがイベントは選ぶ。選ぶったら選ぶ。しかしアイマスのライブは非常に心地が良いのです。強要もないしご新規さんお断り的な掛け声も今回は少なかった。後で話しますが盛り上がり曲一辺倒にならないのも好き。周りの人の優しさも感じる。やるやらんも自由ですからねサイリウムもコールも、別にやらんでも楽しいし首振って人に迷惑をかけずに楽しむのも良い、でも自然とコールやサイリウムをやっちゃう魅力がアイマスにはあるんですよねぇ。演者側とオーディエンスに愛がある。そこから生まれる自由な高揚感は最高ですよほんと。今回はねというか今回もセットリストにやられた!!そんな話を、少し。前振りナゲーネ

今回僕が改めて素晴らしいなと感じたのはですね。盛り上がり曲一辺倒にならない、計算高く賢くそして泣けるセットリストと演出!!
と言いながら前半戦、テンションの高い曲をぶっ続けて、休憩だよと言いつつウェーブやったり、座らせといてすぐに開始。そして怒涛のメドレー。こ、こいつら…休ます気もねぇし君らにはもっとゆっくり名バラードがあるじゃろ!それで休ませてよ!そしてshine‼︎までやっちゃって大丈夫?盛り上がれる曲残ってないんじゃないの吾輩心配するでゴザルよ…(という思いまで運営側はお見通しだったのだ!踊らされている事にも気付かずに!何だよ誰だよこのセットリスト作ったの!最高かよ!となるのは少し後のお話)そして前半戦が終了。

ちゃんとした(15分)休憩を経て僕の大好きなshabon songで後半戦が始まる訳です。ウワアアアアああ!ぎゃびいいいいと私のキョウイチのテンションの高まり対して、あれ?さっきまでの盛り上げアゲアゲテンションハイハイムードどこいったの?しかも特典CD楽曲って…とちらほら異変に気づき始める人も出てきて雰囲気が変わり始めます。そして次のお散歩カメラ、ショコラティアラといわゆる良曲系を放り込み、空気をうまーくつくる。く、くるぞ。これは…

で、出たー!アイマスのお家芸バラードの岩雪崩!西武ドームでもこれでもかとバラードを連発し感動の渦に巻き込んだあれの再来である!面妖にしっとり歌いあげる「あいくるしい」、映像との演出が美しい「風色メロディー」に聞き入るPちゃん達。そしてシンデレラNO.1の名バラード「つぼみ」に涙。馬鹿者!こんなの卑怯だ!原さんを中心として紡がれるアニメの名シーンを想起させる演出はもはや秘境。(ウマクナイ)そして渋谷凛へ繋がれた思いはNever say neverで歌い上げられ(ここでスマイリング来れば完璧だったけど前半の美穂ちゃんとのスマイリングも夢のようで良かったのでねウフフ)、ニュージェネの3人の思いが一つになりできたてevo!revo!〜で締めくくられる。

後半戦は盛り上がる曲で、盛り上げていくのではなく、ゆっくりと重ねるように人の心を感情的にしていくセットリストなのだ!!もうこうなってしまっては単にイエー!みたいな曲は入らない。テンションは高くともBPMは早くてもコールが入ろうともそこには心の揺さぶり、情感的なもの人の思いが否応無しに入ってくる。そして夢色ハーモーニー、M@GIC☆である。前半戦のテンションの高い曲で盛り上がるのとはまるで違う。演者もオーディエンスも感情的な心の高ぶりを隠しきれない。実にエモーショナルなクライマックスへの流れ。ふつくしい
そして、最後の曲は、夕映えプレゼント。
皆様、これですよ。これがホンマの一体感と盛り上がりです。後半戦はMCらしいMCはないですからね!ノンストップで歌を続けて!最後はコールも入らない歌でこんだけの感動を生み出す訳です!ライブは見た目だけの盛り上がりじゃないんだよ!強要するもんじゃねぇ!心の盛り上がりが、その高まりが一体感を生み、ライブを素晴らしくするのだ。と手の平を返したかのように泣きながら私はサイリウムを振っておりました…キモいキモくないよ!
MCで面白いこと言って、盛り上げたろ!とか最後は有名で盛り上がる曲やったろ!とか思ってロックバンドの皆さんこれがロックですよ!泣いた

最後に個人的な感想を言わせてもらう(ドーン)
ともよさん。黒沢ともよさん。赤城みりあ役でお馴染み、黒沢ともよさん。彼女のパフォーマンスの凄さはなんなんでしょう。純朴で素直でキレがある。こんなん恋するしかないやんけ!佳村さんと山本さんのノマナウでゴンドラで奥まで来てくれたところまで覚えてるがそれ以降は記憶喪失を起こしました(4ヶ月ぶり2回目)好きです。

そしてshabon song。後半戦一発目の。シャボソン。流れを変えたシャボソン。津田美波さんの出演が1日目だけだったのでワンチャンあるかなあと思ってはいましたが前半戦の怒涛の勢いでゴソッとそこへの意識が抜けてたところへのシャボソンですからね。この滝澤大先生のスーパー名曲(わからなかった方はBD第3巻の特典CDに入っていますので買おう!この曲だけで6400円ぐらいの価値はありますゾ!)、Aメロの裏でなるギターやら城ヶ崎姉さんの一番のサビの〜あなたに今日も会いにいこう!の歌いっぷりやら、ほんまに見所もたっぷりの大好きな曲でして…聞けて良かった!佳村さんは言わずもがな初めてパフォーマンスを見た津田さんも素敵だったよ。。

改めて、このコンテンツの素晴らしさにひれ伏した1日目でした。アイマス最高!!あー帰りの新幹線で聞く夕映えプレゼントは沁みるなあ…
今頃2日目ピカピカ真っ最中ですかね佐藤亜美菜さん見たかった…いーなーいーなー!